北海道 釣り好きお父さんの日常

北海道在住の30代♂。2020年1月に、父になった釣り好き男の備忘録です。

渓流ベイトデビュー!!

今更ながら、渓流ベイトをやってみたくなった。

 

本来は、自称フライマンである私だが、家庭を考えると1日を釣りに費やすことは至難のことで、じっくりとマテリアルを吟味しながらタイイングをして釣り場に行き、いつ来るともわからないライズを待つ・・・なんてことはできなくなってしまった。

 

そこで、比較的手間のかからないルアーにしようと考えるに至った。

 

元々はルアーマンだった私だが、再び同様のスピニングタックルで復活するのも面白くない。

そこで、ベイトタックルに白羽の矢が立った。

 

調べてみると、1gのルアーですら現代のベイトリールは飛ばせるらしい。

すごい時代になったものだ。かつては、太糸じゃないとバックラッシュしたら大変だと言われていたが、なんと渓流ベイトの世界では0.6号の、それもPEラインが主流らしい。

 

早速、溜まっていた楽天ポイントとセールを駆使して、シマノ22アルデバランXGLとパームス クワトロ53ULBを購入してみた。ラインはPE0.6号。

 

3日後に早速、物が届いた。

開封時に、こんなにワクワクするのは久しぶりだ。

新しいことを始めるのはやはり良い。

 

PEはバリバスのMax PowerPE0.6号。

これを3〜40m巻いてみた。

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本当に大丈夫だろうか。

1投目に大バックラッシュをやらかして、終了にならないだろうか。

釣りになればいいのだが・・・。

近所の川で試してみる予定だ。

私の身に起こった事件、そしてせがれ誕生

2020年1月16日。体の異変に気がついた。

階段を登っただけで、体が動かなくなるほど息が切れるのだ。

そして、咳が止まらない。微熱もある。

 

まだまだ、コロナウィルスが蔓延していくなんて夢にも思っていない。

最初は、風邪かと思った。

 

近所の耳鼻咽喉科に行ったら、インフルエンザの検査を受けさせられ陰性と診断。

つまり、普通の風邪だといわれ、咳止めの吸入を受けたのち、解熱剤、咳止め、抗生剤を処方され家に帰った。

 

しかし、次の日も、次の次の日も一向に容態は好転しない。

妻の父が呼吸器外科の医師ということもあり、相談すると

「明日の朝、すぐに来なさい」と診てもらえることに。

 

次の朝、造影剤CTをとった結果、肺付近の大静脈が太くなっていることがわかった。

病名は「肺静脈血栓症」。

別名「エコノミー症候群」だ。

 

正直なところ、CTを取ったあたりから意識が断片的になっていた。

気がついたらナースステーションと集中治療室の隣の部屋(重篤患者が優先的に入れられる部屋)で寝ていた。

 

医師の説明では、かなり危ない状態で足に大きな血栓があり、それが肺付近に溜まっている。それが心臓へ流れたら死に直結するという。

 

全身にいろいろな装置が付けられ監視状態は3日ほど続いた。

「あと二日遅ければ、突然死だった」とは担当医の話。

恐ろしい。

 

血栓を柔らかくする薬を飲みながら、血栓が動くと心臓への血管が詰まるので極力振動は与えるな=歩くな。動くな。ただ寝てろ。との指示。それはそれで辛い。

 

そして、入院1週間後に妻破水&出産。

あれほど、立ち会い出産を希望していたのに面目ない。

そして妻に申し訳ない。

 

「母子ともに無事だったよ」と数人の医師と看護師を連れて義理父が見にきてくれた。連れてきた医師と看護師がクスクスと笑っている。。。ありがたく、そしてちょっぴり苦い思い出だ。

 

 そんなことで、1ヶ月の入院を経てさらに1ヶ月の自宅療養。そして復職。

とても濃い2ヶ月だった。私にとっては初めて「死」を濃厚に感じ・考えられる時だったし、大きく考え方が変わる出来事だった。

 

シンプルに「健康あっての人生。死んだらおしまい。やりたくないことは後回し。」

長い月日をかけて、いい経験だったと言える出来事にしていきたい。

 

ちなみに、原因は釣り&登山で狭い場所(寝返りできない場所)での寝泊り。

釣りと登山をする→汗かく→水は重くてあまり持っていかないので、脱水で血液が濃くなる→固まりやすく、つまりやすい血液が流れる→長時間、動かないまま寝る→血管圧迫→血栓の完成!!

 

3.11震災のとき、家を失い、車中泊や避難所生活をしていた人のうち、結構な確率で血栓が原因で突然死した方が出たらしい。

 

兆候は、起きたとき歩けないほど足がパンパンにむくむこと。

注意されたし。

 

2泊3日で音更遠征 DAY③

7時過ぎに目が覚めた。

なかなかの天気だ。少し秋を感じる風が心地よい。

 

アクセスしやすい砂防ダムから入る。

この日は、大型ドライフライのみで釣り上がると前日決めていた。

 

良いポイントにポンポンとフライを落とし、(たとえ、沈めたら釣れそうであっても)ドライに反応がない場合は、次のポイントへと移動した。

 

途中、いくらか反応はある。

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かわいいブラウン①

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かわいいブラウン②

 

 

そして、そのほか数匹の小ニジマスを釣った後、川の規模にしては大きなエグれから、大きな影がゆっくり出てきて、フライを咥えていった!

 

強烈な引き、足元に寄ってから何度も走られる。

6xティペットなので無理はできない。

 

ようやくネットに収まったのは、54cmの美しいブラウントラウトだった。

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美しいブラウントラウト

 

 

この一匹を釣った後、すぐに昼のサイレンが鳴った。

「もう十分、出来過ぎだ」

 

そう強く思い、帰路に着くことにした。

 

子どもが産まれた後、また遠征できるんだろうか?

しばらくは無理だろうな(妻に言ったら怒られそうだ)。

 

そんな事を考えながらゆっくりと札幌へと車を走らせた。

最高の遠征となった。

 

ROD:SHIMANO Limestone 764

REEL:Maxcatch #1/3

LINE:DTー3

2泊3日で音更遠征 DAY②

明るい日差しで目がさめる。

 

8時起床。まぁ、ゆっくりやろう。

 

前日、明るい時間帯に見た時に、水量と水の色を考えると音更川が最高のコンディションだった。期待に胸を躍らせながら準備を進める。

 

この日は、ヨーロピアンニンフィング&インジケーターニンフィングを中心とした釣りで下ることにした。

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音更川でマグネットを落とすと・・・すごい砂鉄だ。

ロッドは、10ft#4。インジケーターリーダーを用いてあたりを取っていく。

 

すると、開始1投目からココンッ!と小気味良いあたりがある。

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音更川はいつでも小虹たちが迎えてくれる。

あの台風以来、音更川は以前の面影は全くなく、河畔林はほとんど消失してしまった。

 

そのため、陸生昆虫の供給が極端に少なくなったと考えれるため、自ずと魚影も薄くなったか・・・と懸念していたが、なんのその。

 

それ以上に、水性昆虫の供給が素晴らしいのだろう。

 

20〜35cm程度のニジマスが入れ食いとなる。

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連発!連発!!また連発!!!

なかなか、前に進めなくなったので、小虹が群れているポイントから離れて、倒木と深みが絡むエリアまで歩いた。

 

水深は2mちょっとはあるだろうか。

台風で流されたと思われる倒木が幾重にも絡む、絶好のポイントだ。

 

大好きな、コパージョンVer.ジグニンフ#12を結び、倒木の下にもぐりこむように、操作し、トゥイッチをかます

 

モッ!と何かに触れた。

手前でフライが見えた時に、その後ろから巨大な影が見えて反転した!

 

次の瞬間、勢い良くリールが逆転した!

ファーストアクションのセージXが根元からひん曲がる。獲れるか??これ?

 

途中、サケかと思ったが、どうやらそんなこともなさそうだ。虹色に輝く魚体はレインボーそのものだ。

 

何度か、寄せては走られを繰り返し。無事ネットインしたのは、良いコンディションの63cmの美形レインボーだった。

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太い!デカイ!よく引いた!疲れた!



開始1時間で、あぁもう満足。

しかし、この日はこの後も続く。

 

同じ場所で、連発!

 

 

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50cmオーバー!(1匹目)

 

そして、少し下流の瀬の中で、インジケーターがゆっくりと沈む・・・

 

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50cmオーバー(2匹目!)

 

あれ??何かおかしいぞ。

 

そして、もう少し下流でさらに1匹!

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50cmオーバー(3匹目)


きっと、私のために前日、放流してくれた人がいたに違いない。
こんなに釣れるはずがない。

 

この日は、小虹50匹以上と、40cm台数匹、50cm台3匹、60cm台1匹という、私の釣り人生の中で最高の釣果に恵まれた。

 

この日の夜は、音更の町の中でインデアンカレーを食べに行った。

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帯広近郊に住む人々のソウルフード

 

食べ終えた後、最終日をどこにするか悩む。

 

「もうサイズはいいから、ドライフライの釣りをしよう。」

 

そこで、音更川の支流にある小規模河川へ車を走らせた。

河川敷に車を止めてボウモアを煽る。

お腹がじわっと熱くなった。

 

夜、外に出てみた。ヒグマの心配がないのも音更川水系の魅力だ。

満点の星空と川の音。急に、大学生の頃、父と音更川に来たことを思い出した。

 

明日への期待に胸を膨らませながら、寝床へついた。

 

ROD:SAGE X 10ft #4

REEL:SHIMANO FREESTONE #5-6

FLY:コパージョンVer.ジグニンフ #12

  ヘヤーズイヤーソフトハックル(Ver.スーパーヘヴィ) #8

  アレキサンドラ #10~#6 などなど

2泊3日で音更遠征 DAY①

例年、9月には3〜4日間程度で遠征釣行を行っていた。

 

一昨年は、秋田へブラックバスとシーバスを狙いに

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秋田八郎潟ブラックバスバス釣りの面白さがよくわかった。

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秋田県某河口にて。この魚を釣るまで、干満の事をここまで深く考える事はなかった。とても勉強をさせてもらえる釣りとなった。


去年は、阿寒〜釧路方面へ。

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昨年の旅で出た最大魚。バッキングまで出してヒヤヒヤさせた最高の1匹。

 

そして、今年は帯広周辺へ向かい2泊3日をフライフィッシング三昧で過ごす事にした。

 

9月16日、3日間の休みに入るため、気合を入れ、残業をして、なんとか仕事を全て終わらせ、家に帰ると21:30…。そして、急いで夕食を食べ、23:30に帯広へ向けて出発!

 

高速道路を軽快にかっ飛ばし、なんとか2:30に音更川のほとりに到着し、車中泊

 

不思議なもので、会社は休みなのにいつも通り6:40に目がさめる。

 

朝もやの中、結構、冷えているのだろう。畑からうっすらと湯気が立ち上っている。

 

お湯を沸かし、カップラーメンとおにぎりをお腹へ突っ込み、いざ音更川支流の川へ!

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長らく使っているスベア123。真鍮を磨いたり、プレヒートをしたり、色々と手のかかるとってもカワイイやつ!

 

水量、水温ともに、いいコンディション。

パイロットフライの「ばびょ〜ん虫#10」を結び、投げ入れると、すぐに反応がある。

 

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でっぷりとよく肥えた、いいニジマス。このサイズが、とてもよくドライに反応する。最高に楽しいひと時だ。

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よく跳ねる。よく走る。下手な釣り堀よりよく釣れる。

この日は6フィート#2のロッドで攻めたが、30センチ前後がかかると、実に心地よく曲がる。

 

この日の午前は、ドライフライのみでこの音更川支流を釣り上がり、30匹程度のニジマスに遊んでもらった。

 

午後からは、5年ぶりに十勝川の上流を攻める。

 

トムラウシ周辺に入ろうと思ったが、どこもかしこも釣り人だらけ…。

しょうがないので、空いている場所を見つけて入ってみると、あちこちに切れた仕掛けが引っかかっているのが目に入る。

 

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すごい仕掛けだ。おそらく3号前後のナイロンラインを使っている。「逃がさないぜ!」という気持ちが伝わって来る。


以前は、結構面白い釣りができたエリアだけに残念…。

結局2〜30センチのニジマスを数匹釣って、この日1日を終えた。

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午後はこんなのばっかり…

 

GPSをみると、10キロ程度歩いていたようで夜には心地よい疲労感が出てきた。

車を音更川のほとりにとめて、アマゾンプライムビデオを見ながらボウモアをストレートで煽る。

 

ほんのりと顔が熱くなってきたと思ったら、気がつくと気を失っていた…。

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この日はアマゾンプライムビデオとボウモア(12年)で車中泊

次の日に続きます。

 

使用したタックル

ROD:ORVIS Super fine carbon 6ft #2

   SAGE X 10ft #4

REEL:Maxcatch AVID #1/3

            SHIMANO FREESTONE #3/4

FLY:ばびょ〜ん虫#10(ドライ)、マドラーミノー(ドライ兼ウェット)

    コパージョン(ジグニンフ)#12、アレキサンドラ(ウェット)

    ソフトハックル(ウェット)などなど。

奥芝商店真駒内店 眞栄荘へ

家の近くに、奥芝商店ができたというので行ってみた。

奥芝は、この真駒内店以外は全て行っている。

 

店の中は、札幌にまつわる展示が多く、なんとも懐かしい小学校の副読本

 

「わたしたちの札幌」があるではないか!

奥芝商店の定番、エビスープで野菜チキンを注文。

「わたしたちの札幌(小学校3年生用)」を真剣に読んでいると、カレーが出てきた。

 

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奥芝名物のエビスープにチキン野菜。

 

相変わらずの濃厚なエビスープによく煮込まれたチキン。なかなか美味でした…が、少しスープが少ない気がした(気のせいかな)。

 

私の奥芝No.1は、やっぱり「おくしばぁちゃん」ですな。

 

まぁ、近くに新たなスープカレー屋ができたのは嬉しい事。しかもあのシャッター街に…。地域の活性化につながれば嬉しいのだが。

 

ご近所フィッシング2時間一本勝負


家のボイラーが作動しなくなった。

 

せっかくの休みも、コロナのメカニックが修理に来るのでそれまで出かけられなくなってしまった。

 

修理が終わったのは15時半。

釣りに行きたいが、場所は限られる。

 

こんな時には、通称「ご近所川」が最適だ。

 

途中、LAWSONでダブルエスプレッソラテを買い、5分後には到着。

パタゴニアのウェーダーに足を通す。

 

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ばびょ〜ん虫に出たニジマス。小さいが何度もジャンプを繰り返した。

 始めは、ドライフライ愛称「ばびょ~ん虫#10」で釣り上がる。ウグイとニジマスが遊んでくれるが、どうも活性が低い。それもそのはず。水温17度。空気は秋だが、水は熱しにくく冷めにくい。川はまだまだ夏の影響が残っているようだ。

 

インジケーターをつけてニンフで釣り上がると、テンポよく釣れてきた。

 

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ちょっといいニジマス。ヘアーズイヤーに来た。ラインをキュンキュン鳴らしたファイター。

 

 

ウグイもいいサイズが出た。エゾウグイで尺オーバーは久々だったので嬉しさもひとしお。

 

わずか2時間の釣行だったが、ニジマス6匹、ウグイ属20匹以上の充実した釣果となった。

 

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いいサイズのエゾウグイ。エゾはあまり大きくならないので、このサイズは貴重。

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サイズは小ぶりながらも、「ご近所川」の魚たちは気持ち良く竿を曲げてくれる。

 

「ご近所川」は、単純に近いという魅力の他に、景色の美しさも大きな魅力も兼ね備えている。

 

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この景色の中釣りができるなんて、私は幸福だ。

 

 近場だから「仕方なく」行く川では全くない。道内でも屈指の景色の良さだと思う。

 車で5〜10分程度で到着する、この魅力溢れる川と今後とも付き合っていこうと考えている。

 

ROD: K-Bullet  LS-2 10ft #2

REEL:Maxcatch AVID 1/3

LINE:VARIVAS AIR プロスペックイワナ DT−3

FLY:ヘアーズイアー#12、ばびょ〜ん虫#10、ジグニンフ(コパージョン)#14など