2泊3日で音更遠征 DAY②
明るい日差しで目がさめる。
8時起床。まぁ、ゆっくりやろう。
前日、明るい時間帯に見た時に、水量と水の色を考えると音更川が最高のコンディションだった。期待に胸を躍らせながら準備を進める。
この日は、ヨーロピアンニンフィング&インジケーターニンフィングを中心とした釣りで下ることにした。
ロッドは、10ft#4。インジケーターリーダーを用いてあたりを取っていく。
すると、開始1投目からココンッ!と小気味良いあたりがある。
あの台風以来、音更川は以前の面影は全くなく、河畔林はほとんど消失してしまった。
そのため、陸生昆虫の供給が極端に少なくなったと考えれるため、自ずと魚影も薄くなったか・・・と懸念していたが、なんのその。
それ以上に、水性昆虫の供給が素晴らしいのだろう。
20〜35cm程度のニジマスが入れ食いとなる。
なかなか、前に進めなくなったので、小虹が群れているポイントから離れて、倒木と深みが絡むエリアまで歩いた。
水深は2mちょっとはあるだろうか。
台風で流されたと思われる倒木が幾重にも絡む、絶好のポイントだ。
大好きな、コパージョンVer.ジグニンフ#12を結び、倒木の下にもぐりこむように、操作し、トゥイッチをかます。
モッ!と何かに触れた。
手前でフライが見えた時に、その後ろから巨大な影が見えて反転した!
次の瞬間、勢い良くリールが逆転した!
ファーストアクションのセージXが根元からひん曲がる。獲れるか??これ?
途中、サケかと思ったが、どうやらそんなこともなさそうだ。虹色に輝く魚体はレインボーそのものだ。
何度か、寄せては走られを繰り返し。無事ネットインしたのは、良いコンディションの63cmの美形レインボーだった。
開始1時間で、あぁもう満足。
しかし、この日はこの後も続く。
同じ場所で、連発!
そして、少し下流の瀬の中で、インジケーターがゆっくりと沈む・・・
あれ??何かおかしいぞ。
そして、もう少し下流でさらに1匹!
きっと、私のために前日、放流してくれた人がいたに違いない。
こんなに釣れるはずがない。
この日は、小虹50匹以上と、40cm台数匹、50cm台3匹、60cm台1匹という、私の釣り人生の中で最高の釣果に恵まれた。
この日の夜は、音更の町の中でインデアンカレーを食べに行った。
食べ終えた後、最終日をどこにするか悩む。
「もうサイズはいいから、ドライフライの釣りをしよう。」
そこで、音更川の支流にある小規模河川へ車を走らせた。
河川敷に車を止めてボウモアを煽る。
お腹がじわっと熱くなった。
夜、外に出てみた。ヒグマの心配がないのも音更川水系の魅力だ。
満点の星空と川の音。急に、大学生の頃、父と音更川に来たことを思い出した。
明日への期待に胸を膨らませながら、寝床へついた。
ROD:SAGE X 10ft #4
REEL:SHIMANO FREESTONE #5-6
FLY:コパージョンVer.ジグニンフ #12
ヘヤーズイヤーソフトハックル(Ver.スーパーヘヴィ) #8
アレキサンドラ #10~#6 などなど